パナソニック エコシステムズは11月24日、加湿空気清浄機やナノイー発生機などのナノイー搭載空質関連商品が発売後好調に推移しており、約50万台から100万台への増産体制を整えると発表した。
ナノイーは、水に高電圧をかけることで生成される水に包まれた微細なイオンで、空気イオンより長く空気中に滞在でき、ウィルス・カビ・アレル物質・菌などを抑制する効果や脱臭効果がある。パナソニックはナノイーを、快適な生活環境を実現するコアデバイスと位置づけ、空気清浄機をはじめエアコンや洗濯機など多くの商品へ展開している。
特に空気清浄機は、前年に比べて業界全体で約2.6倍（2009年10月）の出荷実績となっており、家庭用だけでなく、ホテル、学校、介護施設を中心に数多くの引き合いがある。今後も需要は継続する見込みで、加湿空気清浄機を含む空気清浄機の市場全体の販売台数は200万台を超えると同社は予測。生産計画を当初30万台から50万台に引き上げ、生産体制を整えていた。
