三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)とロシアの商用車最大手のカマズ社(Kamaz)は11月24日、「FUSO KAMAZ Trucks Rus (ふそうカマズ・トラックロシア)」社の設立交渉が完了したと発表した。
同社は、MFTBCの親会社であるダイムラー社とカマズ社が50%ずつ出資する。投資額はそれぞれ410万ユーロ(約5億4900万円)となる。CEO・販売マーケティング責任者はカマズ社から選任し、CFO・生産責任者は、MFTBCから選任する。
新会社は小型トラック「キャンター」の量産・販売を、関係当局の承認を受けた後2010年第1四半期から開始する。今後は、部品・コンポーネント類の現地調達化を進めていく。
ロシア国内では現在、三菱ふそうブランドの中古車が約1万1000台走行しており、三菱ふそうの市場での認知度は高い。ロシア市場では、トラックの販売が今後数千台規模までに回復すると見込まれている。