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電通国際情報サービス/技術を可視化する製造業向け設計・開発支援システム機能強化

2009年11月26日/IT・機器

電通国際情報サービスと子会社のiTiDコンサルティングは11月26日、両社が共同開発した製造業向け製品設計・開発業務支援システム「iPRIME NAVI」の機能を強化し、27日よりVer2.0を提供すると発表した。

iPRIME NAVIによる開発の可視化は、制約条件や要件を満たす設計根拠を示す「技術」、日程やリソース計画を示す「業務」、直面する課題とその対策の結果を示す「判断」の三軸を連携させたマネジメントで、上流の構想設計段階から製品開発プロセスを最適化するもの。

技術の可視化では、求める機能の実現に必要な技術要素を細分化する製品の技術ばらし情報を分析し、依存関係や背反関係の強さを明確化して、技術仕様を抜け漏れや手戻りなく検討するための望ましい手順を導くことができる。

Ver.2.0で提供を開始する業務の可視化では、設計者の作業タスクに期間やリソース、成果物を割り当て、作業計画とスケジュールを棒グラフで示した工程管理図の日程表を作成できる。また、技術ばらし情報と作業タスクの関連を考慮したスケジュール分析で、最も手戻りが少なくなるような日程計画への組み替え、目標日程に対する完了見込みの検証が可能。

iPRIME NAVI Ver.2.0では、開発目標と技術仕様を細分化して、その複雑な依存関係の強さを定量的に可視化。技術仕様の背反関係や変更の影響範囲を明らかにして、抜け漏れや手戻りのない検討手順を導き、技術仕様を検討する作業タスクを洗い出し、日程計画の最適化や目標日程に対する完了見込みを検証する。

価格は「技術の見える化モジュール」が最小構成で250万円から、「業務の見える化」モジュールは150万円から。両社は、iPRIME NAVIシステムと業務適用コンサルティングサービスの販売で、2010年度に8億円の売上を目指す。

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