カシオ計算機は11月26日、非接触ICカードの読み取り機能を搭載した業務用PDAの新製品「DT-5300 M52SWC/M52SGC」など12モデルを12月25日より順次発売すると発表した。
同シリーズはNTTドコモ対応、ソフトバンクモバイル対応の機種を6機種ずつ発売し、ソフトバンクモバイル対応の機種は2010年2月に発売する予定。
新発売の12機種は9月に発売された同社の「カシオペア DT-5300シリーズ」のラインアップを拡充するもので、価格はオープンプライス。カシオペア DT-5300シリーズはFeliCaやMifareなどをかざしてログインできる非接触ICカードの読み取り機能などを搭載しており、新発売の12モデルはこの機能に加え、下り最大7.2Mbpsの高速データ通信(HSDPA)に対応したW-CDMAモジュールを内蔵。
屋外の現場とオフィスのリアルタイムコミュニケーションを実現した。オフィスのサーバー内にあるデータを訪問先で参照できるほか、訪問先で読み取ったバーコードやGPSによる位置情報などをオフィスに送信でき、屋外での使用が多い運輸業、電力・ガス・水道などの巡回検など、オフィスから離れた現場で業務を行う際に威力を発揮する。
このほか、落下強度1.5m・IP54に準拠した強度、零下20℃での動作や、万一の紛失や盗難に備えるPDA内データの自動消去機能なども備えている。二次元コード読み取りに対応したC-MOSイメージャ搭載モデル、約200万画素のオートフォーカスデジタルカメラ内蔵モデルもラインアップしており、業務に合わせたモデルが選択できる。