山本製作所とサタケは12月7日、包括的提携契約を締結したと発表した。
包括的提携契約は、生産・調達、販売・広告宣伝、技術開発・製品開発、物流・アフターサービスの4項目を含んでいる。
山本製作所は1918年に創業した収穫後機器の専門メーカー。穀物乾燥機、ライスセンターや精米機などの開発販売を主な事業としている。サタケは1896年に創業した穀類調製加工機械のメーカーで、収穫後機器の開発販売を主な事業としている。
両社は、技術を融合させることで効率的な新製品の開発・生産が促進されることや販売領域での物流・販売・アフターサービスなどの効率化を図れるなど、相互の利益と事業の持続的な発展が可能と判断した。
現段階で決定している提携業務は製品相互補完と部品調達。山本製作所がサタケから光選別機「ピカ選」など各種選別機を、サタケが山本製作所から汎用乾燥機や農産物保冷庫などを相互に取り扱う。提携の対象地域は国内と国外全地域を対象としている。