巴川製紙所は12月10日、凸版印刷との間でディスプレイ用反射防止フィルム製造事業を行う合弁会社の設立を行うことで合意し、契約を結んだと発表した。
2社はことし4月に液晶ディスプレイ向け光学フィルム関連事業などの業務提携に合意。技術力や販売力を活用した取引強化を図ってきた。商品ラインナップの拡充や販売網の充実、技術融合による生産性の向上、開発の効率化、生産設備などの有効活用を目的として、両社のディスプレイ用反射防止フィルム製造事業を統合し、合弁会社を設立することに合意した。
合弁会社の名称は、「トッパン TOMOEGAWA オプティカルプロダクツ」で2010年2月1日に設立の予定。出資比率は凸版印刷80％、巴川製紙所20％で、2011年3月期の売上高は180億円を見込んでいる。
