住友商事は8月25日、本社をシンガポールに置くPrima Limitedと折半出資でシンガポールに投資会社を設立すると発表した。
住友商事は、この投資会社を通じて、中国山東省の製粉会社である青島星華糧油食品有限公司へ46.73％（住友商事間接持分23.365％）出資する。
星華は、1986年の設立当初からＰｒｉｍａ社が最大株主であり、外資系製粉企業として中国で20年以上の実績を持ち、多くの日系企業を主要顧客としている。
住友商事は、今回の出資を通じて、住友商事が保有する豪州の内陸サイロと輸出ターミナルの川上基盤を活用し、豪州産小麦を中心とした原料供給や小麦粉を中心とした製品販売を行う。
今後、Prima社と共同で製粉事業を展開し、中国内での事業拡大を目指す。
一方、星華の所在地である山東省は、中国で2番目の人口（9300万人）を有し、巨大消費地である北京・上海地区へのアクセスも良く、購買力を備えた魅力的な市場となっている。
新会社の概要
会社名：百友投資有限公司
所在地：シンガポール
設立時期：2008年
株主構成：住友商事グループ50％、Prima50%
