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日清紡HD/アジア市場での事業拡大体制を確立

2009年12月17日/国際

日清紡ホールディングスは12月17日、日本、韓国、中国市場における自動車用安全システム分野での広範囲の事業拡大が可能となる体制確立を図ると発表した。

独・コンティネンタル社(CAG)との合弁会社である、コンティネンタル・オートモーティブ(CAC)のアジア市場における競争力の強化や事業内容拡大についてCAGと協議を進めていた。CAGの先端技術をCACに投入することに合意した。

CACは2000年に日清紡とCAGとの合弁会社として設立。CAGシャシー&セーフティー部門の拠点として、ABS・ESCを中心としたエレクトロニックブレーキ事業、ディスクブレーキ・アクチュエーションを中心とした油圧式ブレーキ事業を展開、8拠点・1700名の従業員を擁している。

今回の事業拡大では、事業分野として新たにパッシブセーフティー・先進ドライバーアシスタンスシステム、シャシー関連センサー、シャシーコンポーネンツ事業を加える。生産拠点としてすでに稼働中の中国・長春、韓国・昌原の2拠点をCAC傘下に統合し、日本を含めたアジアの顧客に幅広い製品ポートフォリオを提供できる体制となる。

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