ヤマハは12月18日、国内の管楽器生産工場の1つ、埼玉工場を豊岡工場に移転・統合する方針を決めた。
2013年春を目処に豊岡工場に機能を順次集約し、管楽器事業の持続的な発展のための拠点整備を行う。
ヤマハの管楽器国内生産は、フレンチホルン、チューバなどの中低音金管楽器を生産する埼玉工場と、それ以外の管楽器全般を生産する豊岡管楽器工場の2拠点体制を維持してきた。
今回の統合は管楽器の国内生産拠点統合による効率化と、コスト競争力の強化のためで、これで生産構造改革を推進し、海外生産拠点も含めた競争力を強化する。
統合は2つのフェーズに分けて行う。第1フェーズでは2010年春から2011年にかけて、埼玉工場の前工程作業を豊岡工場に移転。製品本体生産工程の豊岡工場で、受け入れスペース確保をするためレイアウト作業を実施。第2フェーズでは、製品本体の製造部門と管理部門を移転する。
今回の拠点統合に伴う費用は約20億円を見込んでいる。
