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上組/16日に神戸空港島ロジスティックセンター稼動

2009年12月21日/3PL・物流企業

上組が神戸空港島に建設していた陸海空一体型の最新鋭大型物流施設「上組神戸空港島ロジスティックセンター」が16日に竣工し、本格稼働した。

<竣工した上組神戸空港島ロジスティックセンター>
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新たに輸出入貨物の東南アジア・欧米などのゲ-トウェイとして梱包、保管、輸配送などに活用される。今回の新設は総合物流事業を強化するためで、空港島に進出した物流事業者は上組が初となる。

神戸空港島ロジスティックセンターは、4階建て構造で延床面積は2万7337㎡、荷捌き・保管施設が2万1087㎡、流通加工施設が2078㎡。多種多様な品目に対応できる多目的倉庫機能、梱包工場機能を備え、建設に当たっては空港島の保管施設用地1万6137㎡を取得して整備した。物流総合効率化法の計画認定も取得済みで、前面には水深7.5mの内貿バースを持つ埠頭用地がある。

施設内の設備は天井クレーンは親子型(20トン・5トン吊り)1基と20トン1基の計2基を設置。またリターナブルを想定した段ボールのマルチ・カッティング機器を1基導入した。

省エネ効率の高いエアコンやLED照明の導入など環境にも配慮し、ウエブ対応のWMSは従来システム機能を向上させ、スペースの効率化や適正在庫・作業内容分析につなげるため、NACCS、船社や陸送会社との情報のやり取りを可能にする汎用プラットフォーム型とした。

■神戸空港島ロジスティックセンターの概要
所在地:神戸市中央区神戸空港3
竣工:2009年12月16日
敷地面積:1万6137㎡
延床面積:2万7337㎡
主要設備:精密機器関連貨物対応の定温倉庫(約2000㎡)、親子型天井クレーン、段ボールマルチ・カッティング機器
主な取扱予定貨物:OA機器用トナー、液晶用フィルム、プラント機器類、工作機械、舶用・自動車用部品、雑貨類など

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