川崎汽船は1月7日、船舶の運航データを衛星回線経由で陸上へ送信する電子アブログシステム「SPAS」の環境対策強化を目的にバージョンアップした。
SPASは川重テクノサービスとの共同開発で実用化し、2001年に運用を開始。それまで所定の書式に記入し、入港時に陸上オフィスに送付していたアブログを電子化したもので、本船で入力された船舶運航データが陸上のデータサーバーに毎日送信され、自動的に蓄積・集計される。
今回のバージョンアップでは、既存のCO2排出量と1マイル航行時の単位輸送量あたりCO2排出量を算出・集積する機能に加え、NOx、SOxの排出量算出機能や集積機能も付加した。これで各船の運航状況と環境関連情報を総合的に判断できるようになった。
