丸八倉庫が1月14日に発表した2009年11月期決算によると、売上高は50億7000万円（前年同期比2.6％増）、営業利益4億4900万円（27.3％減）、経常利益3億7700万円（29.1％減）、当期利益1億7900万円（15.3％減）となった。
2009年11月期は顧客動向の掌握、積極的な営業に努めた。物流事業では文書保管業務、物流不動産業務を積極的に推進し、不動産事業では個人向け賃貸マンションの稼働率向上に努めた。物流事業部門の売上高は11月期よりスタートした賃貸倉庫の増収効果が寄与し、他の減収分をカバーしたため、売上高は前年比9200万円増の46億8600万円、営業利益は1400万円増の9億2500万円となった。
不動産部門の売上高も賃貸収入の増加で3600万円増の3億8400万円。一方、子会社の丸八クリエイトが保有している販売用不動産に棚卸資産の新会計基準を適用したため、1億9700万円の評価損を営業費用に計上。営業利益は1億7100万円減の2100万円の損失となった。
来期は、物流不動産業務と文書保管業務の伸長、前年度の棚卸資産の評価減が一巡することなどから増益を見込む。売上高は50億1200万円（1.2％減）、営業利益5億3600万円（19.2％増）、経常利益4億4400万円（17.7％増）、当期利益2億4600万円（36.7％増）を見込んでいる。
