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イヌイ倉庫/引越部門の連結対象外で売上43%減、営業利益76.8%減

2010年01月14日/3PL・物流企業

イヌイ倉庫が1月14日に発表した2009年11月期業績によると、売上高は101億400万円(前年同期比43.2%減)、営業利益11億1700万円(76.8%減)、経常利益9億6800万円(79.4%減)、当期利益1億7900万円(77.8%減)となった。

セグメント別にみると、物流事業では倉庫事業において、景気低迷による荷動きの減少の影響を受けた。トランクルーム事業においては、競争激化により単価が下落傾向にあるが保管箱数は着実に増加している。

引越部門の成長を志向しセンコーと戦略的な資本提携を行ったことにより、引越部門が第2四半期以降に連結対象外となったため、連結上の売上高は大幅に減少することになった。物流事業の売上高は37億3800万円で前年同期比40.3%減となり、営業損益では前年同期比3億8400万円減少し損失2億7500万円を計上した。

不動産事業の売上高は42億3900万円(46.5%減)、営業利益は21億7100万円(61.3%減)となった。

次期の見通しは、物流セグメントにおける倉庫事業、トランクルーム事業については営業組織の強化を行い、既存顧客のニーズの掘り起こしや新規顧客の獲得などの営業施策を行う。物流不動産事業においては、「神戸みなと倉庫」やアイランドシティ計画(福岡市/仮称)の推進を行い、事業の確立に向け重点的に取り組んでいく。

次期の業績予想は、売上高27億円、営業利益8400万円、経常利益7700万円、当期利益7600万円を見込む。決算期を11月期から3月期に変更することを予定しており、決算期変更の経過期間となる次期(2010年3月期)の見通しは、4か月の変則決算期間(2009年12月1日~2010年3月31日)の連結予想数値となる。

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