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静岡県/御前崎港でコンテナクレーンが脱輪

2010年01月28日/物流施設

静岡県は1月27日、21日の午後5時30分頃、御前崎港の西埠頭10号岸壁にあるコンテナクレーン2号機が強風に煽られて移動し、同クレーンのアームがコンテナ船のブリッジ上のアンテナなどに接触。コンテナクレーン本体が脱輪する事故が発生したと発表した。

今回の事故で人的被害はなかったが、コンテナクレーンが接触したコンテナ船のレーダー、GPS、インマルサットなどに機能障害が起きた。事故当時、コンテナクレーンは鈴与が荷役を行っていた。

コンテナクレーンは全40輪中8輪が脱輪し、アーム部が変形した。この事故で損傷したコンテナ船は、24日未明までに機能を回復し、名古屋港に向けて出港。埠頭では別のクレーンで荷揚げされていないコンテナ8個、荷積みされていないコンテナ82個の荷降ろし・荷積みを行った。

しかし、損傷した2号機が立ち往生しており、大型船への荷役が不可能なため、28日以降に入港する予定の定期船の荷役は、埠頭の機能回復まで清水港で代替輸送を行う。

なお、県は26日にクレーンの製造メーカーの三菱重工業と、現地で損傷した2号機の移動方法などの調整作業を始め、できるだけ早期に2号機を移動させ、埠頭の本格復旧のための方策を検討する。

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