トッパン・フォームズは2月4日、自社製の組み込み型NFC（Near Field Communication:ISO/IEC18092）リーダー・ライターが、オンキヨーの企業向けパソコンへの搭載が決まったと発表した。
トッパンフォームズはこれを追い風に、グローバル市場向けの携帯電話やその他電子機器向けにNFＣ関連技術を開発・提供し、2010年度中にNFC関連全体で30億円の売上を目指す。
NFCは2003年12月に認定された、近距離無線通信の世界標準規格の一つ。オンキヨー製パソコンの販売開始で、世界で初めてNFCリーダー・ライターを標準内蔵したパソコンが販売されるとしている。
このパソコンでは機器を増設せずに、電子マネーや交通機関のIC乗車券、ICポイントカードと連動した電子決済取引など、非接触IC技術を活用した各種サービスが利用できる。
さらに、NFCの端末間通信機能を応用し、認証や機器特定などの操作なしに、かざすだけで携帯端末やパソコン相互間で画像やデータの授受ができるサービス、システムを構築することも可能となる。
