バンテックは2月12日、日立製作所と共同で昨年4月の会社統合以来、3か所に分散していたデータセンターを1か所に集約したと発表した。この集約で、2010年度のデータセンターコストを2009度比で39％削減する見通し。
バンテックはデータセンター集約と同時に、ネットワーク設計の見直しと監視システムの一元化なども並行して実施。今回日立製作所を選定したのは、日立が1994年からアウトソーシングサービスを開始し、ことし2月の時点で18拠点の国内データセンターを運営していること、ITサービスマネジメントのベストプラクティスを集積したフレームワークのITILベースの高品質なセンター運用で、顧客のシステムを安定的に稼動させていることなどを評価したため。
さらに、日立には低リスク・短期間でのセンター集約ノウハウなどで多くの実績があり、バンテックが今後計画しているサーバー統合やクラウド化、事業継続計画策定などでも豊富なソリューション提供が期待できることも決め手となった。
