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鉄道Webサービス実証委員会/コンテナ情報把握システムを運用開始

2010年02月15日/IT・機器

日本貨物鉄道(JR貨物)、ヤマト運輸など運送事業者10社で構成する鉄道Webサービス実証委員会は2月15日、JR貨物と通運関連団体の協力で、JR貨物のオンレールの輸送情報とフォワーダーが持つオフレール(集配)の輸送情報を連結した情報システム、「鉄道Webサービス」を開発し、4月の予定で運用を開始すると発表した。

委員会は2007年11月から、インターネットを活用し荷主の戸口から戸口まで、最新の輸送情報をシームレスかつ迅速に提供するプロジェクトを設置。研究と議論を重ね、今回鉄道Webサービスを開発したもの。

このシステムでは、鉄道輸送中はGPSとIDタグを組み合わせて、貨物駅構内におけるコンテナの位置管理を行うJR貨物のTRACEシステムと、GPSで得られた位置情報を活用し、走行中の列車位置をリアルタイムに把握するPRANETSシステムが輸送状況を把握。配達中はフォワーダーの情報システムがコンテナの輸送情報を把握する。

これでコンテナの輸送状況や配達予定時間のタイムリーな情報をWebでの問い合わせ、eメール通知サービスで、宅配便の荷物問い合わせ感覚でコンテナの輸送状況を把握できる。

また、鉄道輸送を使うことでトラック輸送と比較して削減できたCO2削減量も通知される。サービスの利用はインターネット環境があれば、荷主は登録するだけで利用でき、登録料金も会費も不要。ただし、荷主を担当しているフォワーダー会社が鉄道Webサービス実証委員会に参加している10社に含まれることが利用条件となる。

鉄道Webサービス
http://www.z-mail.jp

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