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TNT N.V. /エクスプレス部門の第4四半期の営業利益率が前年実績超に

2010年02月05日/国際

TNT N.V. は2月1日、2009年第4 四半期の貨物取扱の実績とビジネス・アップデートの状況を発表した。この中で、第4四半期のエクスプレス部門の貨物取扱量は堅調に推移し、第4四半期のエアー、ロード、国内貨物の取扱量はすべて前年同期を上回った。

エクスプレス部門の第4四半期の営業利益率は、2009年で初めて前期を上回り、価格圧力の影響はあったもののコスト削減に注力したことが寄与した。オランダでのメール事業のMail NLは、オランダでのメール取扱量の減少が営業利益の減少とともに予想通りに推移した。

エクスプレス部門では、第4四半期の好調な貨物取扱量のトレンドが、2010年の最初の2週間も継続。価格圧力は変わっておらず、TNT N.V.はコスト最適化のため、コスト削減プログラムを継続して推進する。

メール部門では、取扱量がオランダの郵便事業自由化の圧力が見られるものの、今後もコスト削減を進めキャッシュ・フローにつなげる。欧州メール・ネットワークス部門では、のれんと特定資産の減損(非キャッシュ)が約1億5000万ユーロとなり、エクスプレス部門では退役した貨物輸送機と特定無形資産の減損が約2000万ユーロに上っている。

昨年12月3日に発表された「ビジョン2015」の、5つの重点分野のうち日付指定配達サービスでは、「欧州における小包」、「貨物」、「スペシャル・サービス」、「新興国・地域」が重点分野とされ、利益率の高い大きな成長機会が期待できるとしている。Mail NLについては、キャッシュ・フロー、コスト調整、業務改革に注力し、特に欧州の郵便事業の統合を受けて事業提携を進めるよう、時間をかけて準備する。

この進捗状況では小包、貨物、スペシャル・サービスの収益を増やし、日付指定配達サービスを拡大するためのプロジェクトが複数設置された。Mail NLでは、提携交渉に入るための準備を開始し、提携と売却を通じて価値を実現するEMNの目標に向けて、1月にはまだ取り組まれていないTNTのドイツ事業(TNT Direktwerbung)とチェコのTNTのテレマーケティング活動(DomiCall s.r.o.)の売却などの対策を実施した。

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