スミダコーポレーションは、低コスト生産体制を強化、拡充するとともに、世界の顧客ニーズに迅速に対応できる物流体制を構築する。2月18日に発表した「新中期経営計画（2010～2012 年度）」で公表した。
同社は世界中に工場を有しており、核となる工場を作ることでネットワークを広げる。同社の生産拠点である、欧州、アジア、メキシコの各地域・国で、もっとも安価な材料・資材の調達を迅速に実現する物流網を構築していく考えだ。
事業戦略として、コンシューマーエレクトロニクス分野では、今後数年間の成長性が高い製品に重点的に力を入れる。従来よりも短いリードタイムとコスト要求に応えるサプライチェーンを確立する。
自動車関連分野では、現在世界で高い市場シェアを持つ製品（ABS コイル、Xenon イグナイター、キーレスアンテナ）について、シェアの維持・向上を図ると同時に、次世代モデル開発に積極的に取り組む。
