国土交通省関東地方整備局、関東運輸局、京浜港物流高度化推進協議会は2月24日、東京貨物ターミナル駅構内で、宇都宮駅始発の5584便を対象に鉄道で45フィート海上コンテナを輸送する実証試験を行う。
クボタの協力で、中国との輸出入貨物を45フィートコンテナを用い、東京港大井埠頭に近接する東京貨物ターミナル駅~宇都宮貨物ターミナル駅間にで鉄道輸送を実施する。実際の貨物を積載した45フィートコンテナの鉄道輸送は国内初のの試み。
検証する項目は、駅内荷役スペース、荷役機械の運転操作、貨車への緊締要領に係る安全性・操作性など。日本国内には45フィートコンテナに適合するシャーシが存在せず、実質的には鉄道で使用できない。
一方で45フィートコンテナは40フィートコンテナより長さが1.5mほど長く、容積も大きいため、物流効率化に取組んでいる荷主企業から利用の要請が非常に高くなっており、今回実際に鉄道で運用できるかどうかなどを検証する。