日本郵船/10月1日に「郵船ロジスティクス」誕生、売上高1兆円目指す

2010年02月25日 

日本郵船と郵船航空サービスは2月25日、10月1日付で日本郵船の物流事業子会社、NYKロジスティックスジャパンと郵船航空サービスが事業統合することで合意し、基本合意書を締結したと発表した。

統合後の社名を「郵船ロジスティクス」、ブランドを「Yusen Logistics」に統一し、統一ブランドで物流サービスを提供。グローバルプレイヤーとして世界のトップ5を目標に連結売上高1兆円を目指す。

<統合新会社の事業イメージ>

今回の統合は、日本郵船グループの物流事業の最適化と効率化のため、グループ・シナジーを最大限発揮して事業価値を向上させ、グループが物流業界における真のグローバル・プレイヤーとしての地位を確立することが目的。

まず、国内事業は10月1日をめどに日本郵船の連結子会社、NYKロジスティックスジャパンの物流事業を、現金対価の吸収分割か事業譲渡で郵船航空サービスに統合する。これはNYKロジスティックスの外部との契約などを新会社に引き継ぐ際、どの方法が適切か検討しているため。

10月1日が統合の期日になっていることは、国内の免許などの関連の手間が新規に会社を設立する場合とほぼ等しく、4ヶ月程度かかることからこの日程になったとしている。今回の統合で郵船航空サービスは社名を郵船ロジスティクスに変更し、統合後は日本郵船の上場子会社の地位を維持する。

新会社の社長には矢野俊一・郵船航空サービス社長、専務には深津正彦・NYKロジスティックスジャパン社長が就任する。具体的な統合スキームは、別途設ける物流事業統合検討委員会で継続して協議し、5月をめどに締結する最終契約で詳細を決める。

海外事業は日本郵船の物流事業と郵船航空サービスを2011年4月から2012年3月をめどに順次統合する予定。統合新会社のJ/V方式を基本に、統合新会社の連結子会社とする。

新会社の事業戦略はフレート・フォワーディング(海上/航空)とコントラクト・ロジスティクスを事業の両輪に、それぞれの個別サービスで世界のトップレベルの競争力を備える企業を目指す。

また、個別サービスを利用している顧客にプラスONEのサービスを提供し、競争力のある個別サービスを組み合わせ、総合的な物流ソリューションを提供する。

さらに地域別、事業別、産業・顧客別の各ディメンションから効率的な事業展開を行える3Dマネジメントを構築。2013年度に連結売上高5000億円、経常利益180億円の確保を目指す。

<統合の理由などを説明する矢野俊一・郵船航空サービス社長、工藤泰三・日本郵船社長、深津正彦・NYKロジスティックスジャパン社長>
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日本郵船の工藤泰三社長は同日に行われた記者会見で「顧客の目線で考えた場合、この2社は一つになるのが自然の流れと常々考えていた」と語った。

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