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センコー/鳥取県で福祉型農業事業を展開

2010年03月03日/3PL・物流企業

センコーは3月2日、特例子会社センコースクールファーム鳥取(仮称)(以下、センコースクールファーム鳥取)を2010年4月に鳥取県東伯郡湯梨浜町に設立するため、支援する鳥取県と湯梨浜町との間で、進出協定書に調印した。

今回、障害者や高齢者を雇用するなど、地域や社会への貢献を視野に入れた「福祉型農業事業」を展開するため、センコースクールファーム鳥取を湯梨浜町に設立し、産・学・官の協力による植物工場で野菜などの生産・販売をスタートする。

センコースクールファーム鳥取では、湯梨浜町で2006年に廃校となった羽合西小学校を利用し、ネギやキノコ類の栽培、菊などの鉢花の生産、食品加工を行う。

また、ソーラーシステムなども設置し、環境に配慮した施設整備を行う。

植物工場では、水耕栽培としてグランドのほぼ半分にビニールハウス6棟を設置し、プールに溜めた雨水を循環させ、地元であまり栽培されていない青ネギなどを生産する。

一方、キノコ類の生産は、温度、湿度管理ができるように校舎の一部を改造し、キノコの菌床を利用して、菊などの鉢花の生産に取り組む。

生産した野菜は販社・問屋などを通して、関西、中国方面のスーパーや百貨店に販売する予定で、7月をメドに農産物の生産を開始し、2010年度末までに障害者や高齢者を35名採用する。

今後センコーでは、福祉型農業事業の取り組みだけでなく、本業のロジスティクス面や農産物の販売支援など、鳥取県の農業振興を支援していく。

特例子会社の概要
名称:(株)センコースクールファーム鳥取(仮称)
代表者:代表取締役社長井上毅
本社:鳥取県東伯郡湯梨浜町はわい長瀬1350
資本金1000万円
設立日:2010年4月1日
従業員数35名
事業内容:水耕栽培による野菜の生産・販売、きのこ類の栽培・販売、花卉の栽培・販売、貨物自動車利用運送事業
主な設備・工事:水耕栽培ベット、キノコ栽培ユニット、冷蔵室、ソーラーシステム、食品加工機械
校舎リフォーム(車イス用トイレ、階段昇降機、バリアフリー仕様、など)

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