東和薬品は3月10日、山形県上山市蔵王フロンティア工業団地に新工場を着工した。
竣工は2011年8月、生産開始は2012年3月を予定しており、現山形工場の全製品を新工場へ移管し、2013年末まで現山形工場の生産を継続する。
新工場の生産能力は2シフト制で、内服剤25億錠・カプセル、注射剤5,000万本（アンプル、シリンジ、バイアル、凍結乾燥品）で、注射剤は現在、岡山と山形工場での生産を新工場に集約するとともに、原材料と製品の倉庫を1万700㎡整備する。
一拠点化のリスク対応として、新工場の無菌製剤棟は免震構造を採用ししており、新工場の完成で大阪、岡山、山形の3工場の内服剤の生産能力は同程度になり、天災などで1工場が操業不能になっても、他の2工場で補完して安定供給できる3工場補完体制となる。
山形新工場概要
事業内容：医療用医薬品の製造
所在地：山形県上山市金瓶地区（蔵王フロンティア工業団地）
敷地面積10万8330㎡
総床面積約4万7800㎡
建物高さ約31m
主要建物
固形製剤棟：S造,2万2800㎡
無菌製剤棟：SRC造,8000㎡、免震構造
管理試験棟：SRC造,4000㎡
原材料・製品倉庫棟：S造,1万700㎡、自動ラック
