ダイフクは3月11日、中国の現地法人6社を再編し、4月1日より新会社「大福（中国）有限公司」を中核とする新体制を構築すると発表した。
安定的な経営基盤を作り、中国で拡大する搬送・保管・仕分けなどマテリアルハンドリングシステムの需要を取り込む。
今回の再編では、営業・サ―ビス面で大福ブランド力の向上を図り、生産面では生産比率の拡大、統轄機能や調達の横断的機能の強化による競争力の増強、管理面では機動的な財務運用、業務効率アップを図る。
ダイフクグループの中国の現地法人は、一般製造業や流通業界向けの保管・搬送・ピッキングシステムの販売会社・大福自動化物流設備（上海）、自動車生産ライン向け搬送システム販売会社・大福自動輸送機（天津）と大福自動輸送機（広州）がある。
このほか、自動車生産ライン向け搬送システム製造の江蘇大福日新自動輸送機、洗車機製造の大福洗車設備（上海）、子会社のコンテックも上海康泰克電子技術などを設立していた。
今回の再編では、大福自動化物流設備に大福自動輸送機（天津）、大福自動輸送機（広州）を吸収合併し、大福（中国）有限公司に社名を変更する。
江蘇大福日新自動輸送機、大福洗車設備（上海）（上海康泰克電子技術と合併）を大福（中国）有限公司の子会社とする。
ダイフクグループは2010年からの新中期3か年経営計画で、中国を海外最大の市場と位置付けており、グループ全体で3年後の2013年3月期に連結売上高で150億円、5年後には200億円の確保を目指す。
