富士通は3月15日、青山商事が、24時間ノンストップの物流センター「千葉センター」（千葉市美浜区）開設に伴い、パートナー企業として参画し、在庫管理システムを本格稼働させたと発表した。
青山商事はRFID搭載ハンガーを応用したホイールシステムと連動させた在庫管理システムを本格稼働し、富士通はパートナーとして、これまでの実績やノウハウをもとにコンサルティングや、システムの強固なICT基盤を構築している。
青山商事は、商品の一元管理によるリアルタイムな在庫確認・出荷だけでなく、搬入する店舗や時間、商品点数や配列などの情報から自動仕分けを行うなど、1日単位でのきめ細かな配送を実現した。
また、物流体制の強化により、首都圏における出店戦略を加速させ、顧客向けより良い商品やサービスの提供が可能となった。
青山商事は、首都圏ビジネスにおいて、これまで店舗ごとにおいていた在庫の管理方法を根本的に見直し、在庫を千葉の新センターに集約、業務の効率化やコスト抑制を図る一方で、店舗拡充など、他社に先駆け積極的なビジネスを展開する。
その一環として、RFID搭載のハンガーを応用したホイールシステムを開発し、在庫管理システムと連動させることで在庫の一元管理を実現した。
店舗の情報をもとに、タイムリーかつスピーディーな店舗への商品補給だけでなく、今後は通信販売業務にも注力されるなど、顧客向け新サービスを提供するための環境を着実に整えられている。また今回は、夜間配送やハンガー回収などの環境配慮への取り組みなども強化している。
システムは、青山商事の店舗と「千葉センター」とをつなぎ、タイムリーな在庫確認・出荷を行うだけでなく、1日単位で各店舗へそれぞれのセットを配送するなど、きめ細かなサービスを実現する。
