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オリックス不動産投資法人/堺ロジスティクスセンター北棟を取得

2010年03月25日/物流施設

オリックス不動産投資法人は3月25日、堺ロジスティクスセンター北棟の不動産信託受益権を102億円でオリックス不動産から取得すると発表した。

ポートフォリオの安定性と収益性を高め分配金の維持と向上を図るため、キャッシュフローの安定性や収益性にすぐれた資産への厳選投資などに取り組んでおり、投資対象として物流施設なども含めている。今回の投資も戦略の一環。

同センターは、首都圏に次ぐ消費規模を擁する関西圏の中でも、近年、大型物流施設が多く見られるようになった大阪湾岸エリアに位置する。同エリアは、大阪港(北港・南港)などの背後に立地するとともに、阪神高速湾岸線などの輸送インフラが整備されていることから、大阪を中心とする大消費地へのアクセスが良い。

同物件は、阪神高速4号湾岸線「三宝」ICから約2.0㎞の距離にあり、大阪市内のほか神戸方面、関西国際空港へのアクセスにも優れている。阪神高速15号堺線や国道26号線により大阪南部方面のほか、大阪中心部への配送が可能であり、大阪中心部に近接している。周辺には製鉄関連などの生産・物流施設などが集積しており、近年では大手企業の工場の稼動開始があったうえ、今後は阪神高速大和川線などの交通網の整備も進むことから、将来的なポテンシャルが期待できると同社は見ている。

物件は2009年7月に竣工。延床約2万坪の大型物流施設であり、天井高6.0~7.57m、柱間スパン11.0m×10.8m、床荷重15,000N/㎡、接車バース86 台、事務所設備や機械警備システムなどを有する。

現在では日本通運に一棟貸しをしており、日通とは長期の定期建物賃貸借契約を締結しているため、安定的なキャッシュフローが確保できると同社は考えている。

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