名鉄運輸が4月2日に発表した2010年3月期連結業績予想修正によると、売上高は増減なしの800億円、営業利益は30億円(前回予想比42.9%増)、経常利益は28億円(55.6%増)、当期利益20億円(42.9%増)となる見通しだ。
航空利用運送部門や流通部門において本格的な回復に至らないが、貨物運送自動車部門では底堅く推移しているため、売上高については前回予想を確保できる見込み。経費面では、期初からグループ全体で力を入れている業務の効率化や、合理化、諸経費の削減効果により、営業利益、経常利益とも前回予想を上回る見通しだ。
回収可能性が見込まれる一部の将来減算一時差異について繰延税金資産を計上することにともない法人税等調整額約4億円が計上されるため、当期利益は20億円となる見込みだ。