日本オラクルは4月8日、製造業や消費財業界向けの需要管理アプリケーションの最新版「Oracle Demantra 7.3」を同日より提供すると発表した。
Oracle Demantraは、市場・顧客の需要情報を基に需要計画の立案と、製販計画を最適調整する需要管理アプリケーション。変化した需要に対して供給を最適化するために、販売、生産、物流など各担当部門間のコラボレーションを自動化し、迅速な製販計画調整活動を支援する。最新版の7.3では、需要予測エンジンの処理速度を向上し、新製品や新拠点の需要予測の性能を強化した。
また、オプション製品別の需要管理機能を追加し、受注生産品の需要予測を実現した。さらに、新製品や新拠点の需要予測へのより最適なモデル生成が可能になったほか、需要情報分析アプリケーションの「Oracle Demand Signal Repository」とデータ連携ができるようになり、製造や販売の現場から収集・分析された需要データをOracle Demantraへ取り込めるようになった。
日本オラクルでは、今回の7.3の提供開始を機に、消費財業界などに向けて、パートナー企業と共同でソリューションを提供する。製造業向けには日本アイ・ビー・エムと、消費財業界を含む製造業界向けには、アクセンチュアと共同でコンサルティングサービスとソリューションを提供する予定。
