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GLプロパティーズ/中国の物流施設開発、毎年100万平方米

2010年04月27日/物流施設

GLプロパティーズ中国現地法人の梅志明プレジデントは4月27日、今後3~5年間、中国沿岸部を中心に、最低でも毎年100万㎡の物流施設を開発していく考えを明らかにした。

<中国事業に期待する梅志明プレジデント>
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投資額は1㎡当たり600ドルを見込んでおり、現在(2009年12月末時点)の運営面積350万㎡を2013年までに740万㎡に拡大する。

梅志明氏は「中国の物流施設は向こう20年間、毎年6000万㎡ずつ開発すると試算してやっと日米の水準に追いつく」と述べ、中国での事業機会が大きいことを強調した。

<中国物流ビジネスの成長率>
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その上で、既に中国国内に250万㎡の用地を確保しており、500万㎡の開発を地方政府と内定している。

中国の物流投資額は2004年~2009年の6年間で年平均成長率が22%と右肩上がりで伸びる一方、既存施設の80%は老朽化しており、保管している商品にダメージが出る場合やロケーションが良くないものも見受けられる。梅志明氏はそこがニーズを満たす絶好の機会だとしている。

中国現地法人の持つ現在のテナント比率は日系企業が12%、中国企業が40%、欧米の企業が47%となっており、日系企業で中国に進出を決めた企業には、日本法人のGLプロパティーズが窓口となって商談に対応するほか、日本語を話す3名のスタッフからなるチーム「JAPAN DESK」が顧客の要望を聞く。

GLプロパティーズでは日系企業に3段階のサービスを用意しており、新規参入組の企業には詳細に中国の現状を説明し、まず小規模の施設を勧める。ある程度事業を拡大したい企業には自社の中国ネットワークを提供し、より事業規模を拡大したい企業には物流最適化の提案、メガセンター機能などを提供する。

■GLプロパティーズ
http://www.glprop.co.jp/

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