JDAソフトウェアは、このほど最新の統合ソリューションロードマップを発表した。
i2テクノロジーズ社（以下：i2）の買収を完了して以来、JDAは、両社が保有する、サプライチェーンソリューションの統合を進め、原材料サプライヤから最終消費者に至るまでのエンドツーエンドサプライチェーンを対象とした、ユーザー企業の継続的イノベーションをサポートする統合ソリューションロードマップを発表することになった。
ソリューション統合の一環として、今後も全既存製品のサポートを継続し、アップグレード時期をはじめ、新しいソリューションへ移行する機会を、ユーザー企業のビジネスに最も相応しい時期に提案するとしている。
今回、JDAプロダクトマネジメントグループは、単なる取捨選択ではなく、今まで以上に高い付加価値をユーザー企業にもたらすために、様々な視点から考え得る、ベストな組み合わせの実現を念頭に、ソリューション統合プロセスを推進したちう。
タイムリーな意思決定ができるよう、最終消費者の購買活動を的確に捉え、把握した情報の効果的活用を実現する「最終消費者起点のサプライチェーン最適化の実現」と、市場環境の変化を迅速に察知し、利益の極大化の実現のための推奨アクションを提示、モニタリングを支援する「市場即応力の向上」。
さらに、プランナーの生産性を向上させるため、簡単な操作で使用可能なダッシュボード、ワークフロー、分析機能を提供する「ユーザー可視性と生産性の改善」。
JDA の統合ソリューションロードマップの対象分野は、デマンドマネジメント、S&OP、プライス&プロモーション最適化、トレードファンドマネジメント、コラボレーション、可視化、Web コマース。
そして、サプライヤーリレーションシップマネジメント、サプライチェーンネットワーク設計、在庫最適化、サプライチェーンマスタープランニング、工場内製造計画、スケジューリング、コントラクトマニュファクチャリング、スペース & カテゴリーマネジメント、エンタプライズプランニング、品揃え管理、配分、補充、輸送管理、店舗システム、マーチャンダイズオペレーション、レベニューマネジメントと広範囲に渡る。
JDA を筆頭に、i2、Manugistics、Intactix、E3、Arthur など、ファミリーを構成するブランドは、各々が統合ソリューションロードマップの一翼を担い、統合ソリューションとして相互補完することにより、ユーザー企業へのより一層の価値提供が可能となるという。
なお、ロードマップの詳細は5月16日から19日に米国でのJDA年次ユーザーカンファレンスで紹介する。
