古河電気工業は6月11日、中国のAX社と古河電工が100%株式を保有する古河金属無錫(FMW社)について、AX社が株式の60%を保有する合弁企業とするための本格的な交渉を開始すると発表した。
FMW社は、江蘇省でリン青銅条の製造・販売を行っている。合弁化は原材料調達力の強化と、現地工場経営に関するノウハウの活用でコスト競争力を高めるためで、これにより既存の日系ユーザーへのCS向上を図る。
また、中国のローカルユーザーへの販売をAX社の営業力で強化。今後は合弁企業化後に増資を行うことを前提に本格交渉を進める。