古河電気工業は6月10日、モバイル型機器用のハードディスクドライブ(HDD)用ガラス基板の生産を5月から開始したと発表した。
当面は千葉工場でガラス基板の月産100万枚体制を構築し、顧客の評価を踏まえて今後の詳細な展開を決め、3年後には、顧客生産地の近くでHDD用ガラス基板と基板用中間製品で月産2000万枚を目指す。
同社のガラス基板はハードディスクドライブ用だけでなく、液晶パネルの保護パネルや有機EL用ガラス基板の用途にも適しているとされ、従来の機械的強度を向上する工程なしに十分な強度が得られる。