eコマース ソリューションプロバイダー、米GXS, Inc.（以下：GXS）は6月3日、Inovis, Inc.
（以下：イノヴィス社）との合併手続きが完了したと発表した。
この合併により、高度な専門技術と世界を網羅する広いネットワークリーチを併せ持った、世界最大級のB2B 統合サービスソリューションプロバイダーが誕生する。
両社は、2004年より、従来の付加価値通信網（VAN）から、価値の高いアウトソーシングサービ
スを提供できるサービス指向型の統合プラットフォームへの移行を始め、両社のネットワーク プラットフォームであるGXS Trading GridとInovisworksの研究開発費の累計は、米2億ドル以上にのぼっている。
イノヴィス社と合併したことでGXSは、4万社以上と顧客を有し、小売、自動車、一般消費財、金融サービス、ハイテク製造、物流および輸送を含む様々な業界向けに、良質な製品・サービスを提供している。
また、グローバル対応の高品質なサービスソリューションを提供している世界唯一のB2B サービスプロバイダーで、グローバル展開している顧客のシステム運用管理と、取引先および顧客にサービスを提供できるよう、20カ国以上で事業展開を行っている。
GXSのCEOであるボブ セーゲル氏は、「今回の合併により、B2B eコマースのサービスレベルは、新しくよりインパクトのある方法でさらに向上していく。GXSのアウトソーシングサービスにおけるリーダーシップ、グローバルなB2B システム運用範囲、そして巨大な取引先ネットワークと、イノヴィス社のアプリケーションパッケージと小売業界での豊富な経験を融合することで、我々は世界中の大企業から中小企業までサービスを提供できる理想的な企業となった。GXSは、これからもお客様の成功を支援し、B2B eコマースソリューションを提供し続けていく」と述べている。
なお、両社が現在提供している製品とサービスはすべて、引き続き提供およびサポートし、将来すべての顧客にとって実用的かつ有益になるよう、現時点で重複しているサービスをひとつに統合していくとしている。
新会社は、フランシスコ パートナーズおよびその共同出資者のゴールデン ゲート キャピタル、サーベラスおよびノーウェスト ベンチャー パートナーズが所有し、経営権は、フランシスコ パートナーズが引き続き保持する。
