米GXS,Inc.(米メリーランド州)は現地時間の6月24日、ジャガー ランドローバー(JLR)がグローバルB2B のe-コマース ネットワーク基盤、商取引上の維持・管理サービスを提供するB2Bアウトソーシングサービス「GXS Managed Services」を採用したと発表した。
JLRはインド最大の自動車メーカー、タタ モーターズ リミテッドの子会社で、電子データ交換(EDI)で取引している全世界の850以上の取引先と継続的にビジネスを行うため、柔軟かつ拡張性の高いインフラのB2Bソリューションプロバイダーを探していた。JLRは昨年のフォード モーター カンパニーからタタ モーターズへの売却時に、EDIをベースとしたB2Bインフラを生産管理業務やサプライチェーン業務に支障なく、迅速・適正なコストでの再構築を目指しており、自社のメッセージング規格とVDA やANSI X12、EDIFACTなどる多種のEDI国際規格をサポートする必要があった。
今回、EDI環境の管理をGXSにアウトソースすることで、ハード・ソフトや人材に多額の投資をせず、最先端のB2B運用へ短期間で移行できたという。GXSは、JLRが中核事業の高級車製造を確実に遂行できるよう事業の継続性を確保しつつ、B2B環境の再構築に取り組んでいる。JLRはGXSのB2Bアウトソーシング サービスを利用することで、サプライヤーとの受発注でメッセージの送受信、変換、データの整合性検証を自動化できた。