カネカは6月17日、ベルギーのバイオテクノロジー企業、ユーロジェンテック社の株式の過半数を40億円で取得し、連結子会社化すると発表し、バイオ医薬関連事業について、5年後に売上高170億円、10年後は約300億円を目指す。
カネカは早い時期から、次世代抗体医薬の低分子化抗体の生産技術開発などに取組んでおり、バイオ医薬を受託する体制を構築するため、パートナーとなる製造の実績と設備を持つ企業を探していた。
ユーロジェンテック社はバイオテクノロジーをベースとした事業で約20年の実績など事業基盤を持つため、自社のバイオ技術力と組み合わせることで、バイオ医薬関連事業の早期育成が図れると判断し子会社化を決めた。
今後はタンパク医薬受託事業で大型プラントの新設や、核酸分野への展開強化も進め事業拡大を図る。
