三菱マテリアルは6月21日、四日市工場の操業を7月末にも再開すると発表した。
同工場の設備の一部について高圧ガス保安法に基づく必要な許可を受けていないとして、設備の使用を停止するよう三重県から指示を受け、操業を停止していた。その後は、同法に対応するよう設備改修計画を策定してきた。
新プラント(多結晶シリコン生産能力1000トン/年)の操業を本年7月末から開始し、既存プラント(同1850トン/年)についても、8月末に操業を再開する予定だ。10月末には所定の生産能力となる見込み。
副産物である四塩化ケイ素を主体とするクロロシラン類についても、8月から生産、出荷を再開し、10月以降は操業停止以前の水準に回復する見通し。