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IHI/インフルワクチン原薬の製造新会社設立

2010年06月22日/物流施設

IHIとUMNファーマは6月22日、ことし1月に結んだ、細胞培養法を用いたインフルエンザワクチン原薬の製造事業に関する基本協定に基づき、原薬の製造新会社であるUNIGEN(ユニジェン)を共同で設立したと発表した。

UNIGENは、UMNファーマが秋田・秋田市に建設中の細胞培養法によるインフルエンザワクチン原薬製造工場における生産業務を担当し、2012年の生産開始を予定している。

UNIGENは、新型インフルエンザワクチンの迅速な供給ニーズに対応するため、UMNファーマの有するワクチン生産に関する知見・経験と、IHIの有するエンジニアリング技術をあわせた相乗効果によって、効率的な製造設備の運営を行うことを目指す。

UMNファーマは、細胞培養によって産生される組換えタンパク製造技術を使用する、組換えインフルエンザHAワクチン(H5N1株)UMN-0501の第Ⅱ相臨床試験を終了し、現在、第Ⅲ相臨床試験の準備を進めている。

従来の発育鶏卵を用いて製造するインフルエンザワクチンは製造に少なくとも約6か月を要するとされいるが、UNIGENが原薬の製造を担当するUMN-0501では、ワクチンが必要とされてから市場に供給できるようになるまでの期間が約2か月に短縮できる。

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