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包装・梱包資材卸会社/33億円の負債抱え自己破産申請

2010年06月23日/SCM・経営

帝国データバンクによると中京ニックス(資本金1億3000万円、名古屋市東区矢田南5-1-11、代表二村勝美氏、従業員48名)が6月22日、6月21日付で事後処理を大槻隆弁護士(名古屋市中区丸の内2-20-2、電話052-202-9976)に一任し、今後、名古屋地裁へ自己破産を申請する意向と発表した。

同社は1997年(平成9年)10月に設立された包装・梱包用資材(封函、クラフトテープ・布テープなどの結束材、紙器、ダンボールなど)の卸売業者。

2008年には居酒屋「昭和食堂」を買収して飲食店事業に進出し、愛知県東海市のほか、三重県、岐阜県、静岡県、兵庫県、宮城県、山梨県などで 13店舗を展開していた。さらに、中古車小売、バイオ燃料卸など積極的な事業拡大策によって業績は急伸、2010年3月期には年売上高約80億5400万円をあげていた。

だが、事業拡大にともなう運転資金を借り入れで賄ってきたため、金利負担が重荷となって資金的な余裕を欠いていたところ、6月21日付で得意先の佐山製作所(東京・足立区)が事業を停止したため多額の焦げ付きが発生、資金繰りが悪化し連鎖した。

負債は2010年3月期末時点で約33億5000万円だが、今後、変動する可能性がある。

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