日本ユニシスは6月23日、3PLなどの物流アウトソーサーとの協業により、物流情報を通して、生産・調達部門や販売部門との円滑な連携やロジスティクス構築を支援する物流サービスビジネスの拡充を図ると発表した。
第一弾としてNTTロジスコと協業し、在庫管理ソリューションシステムを構築するとともに、6月より物流業や企業の物流部門などの荷主に向けた在庫管理・在庫診断サービスを提供開始した。
＜生産・調達部門や販売部門との情報連携イメージ＞
この在庫管理・在庫診断サービスは、日本ユニシスが提供する物流倉庫を基点としたモノの流れ（P：Production生産、S：Sales販売/出荷、I：Inventory在庫）を捉えるためのソリューション｢PSIシミュレーションテンプレート for Mining Pro21と、NTTロジスコが3PL企業として培ってきた在庫管理・分析に関するノウハウを融合させたもの。
この結果、荷主に出荷予測、在庫補充計画、在庫圧縮シミュレーションなどをアウトソーシングサービスとして提供し、荷主は最小限のコストで過剰在庫や欠品の抑制、発注作業の効率化などが可能になる。
将来的には、物流アウトソーシングサービスとSaaSを組み合わせた高度に自動化されたサービスへと拡張し、物流情報分析をはじめ、荷主のタイムリーなデータ活用を支援する。
なお、新サービスの詳細については、7月9日開催のロジスティクスSCM＋流通フェアのセミナーと展示で、紹介する。
■ロジスティクスSCM＋流通フェア
http://www.l-partner.co.jp/lfs/
