三洋電機ロジスティクスは7月16日、LSホールディングスが5月26日から実施していた同社に対する公開買付けが終了し、決済開始日の30日付でLS社の持分が99.53％に達し、親会社・筆頭株主になると発表した。
58.01％の持分があった、親会社の三洋電機は、保有株がゼロとなる。これにともない三洋電機の親会社であるパナソニックの間接保有が解消される。また、17.29％の持分があった近鉄エクスプレスも、持分がゼロとなる。
LSホールディングスは、独立系投資会社であるロングリーチグループが運用する投資ファンド傘下にある投資主体が発行済み株式総数の100％を所有している。ロングリーチグループは16日に発表文を出し、三洋電機ロジを完全子会社化し、上場廃止にする計画であることを明らかにした。
なお、三洋電機は保有する三洋電機ロジスティクの全株式を公開買付けに応募し、本公開買付けの決済日である7月30日付で三洋電機ロジスティクスは、子会社からLSホールディングスの子会社に異動すると発表した。
三洋電機では、株式譲渡により2011年3月期において単独で約94億円、連結で約42億円の株式譲渡益を計上する見込み。
