日本通運は7月22日、欧州における現地法人すべてで、EUの認可事業者(AEO:Authorized Economic Operators)の資格を取得したと発表した。
AEOについては2008年5月にオランダで初めて取得し、英国(2009年12月)、ベルギー(2010年3月)、フランス(2010年6月)と相次ぐ取得によって、欧州13カ国をカバーすることになった。
AEO資格を取得には、適切な通関検査ができる商業上・運輸上の管理システムの整備やコンプライアンス、財務の健全性、安全基準の維持等について各種の審査条件を満たすことが必要となっている。
欧州の日通グループで取得した資格は、「税関手続きの簡素化及びセキュリティ・安全性管理の優遇措置」を受けられる資格(AEOF:Authorized Economic Operators,Full)で、各社がこれらの厳しい審査条件をクリアしたことで、「グループの通関やセキュリティの品質が、欧州経済における主要各国に、広く認められた証でもある」としている。