野村総合研究所は7月27日、スウェーデンのシステム開発会社シンクロン・インターナショナル（日本法人：シンクロン・ジャパン）と、シンクロンのグローバルサプライチェーン管理ソフトウェア製品の国内での取引に関する独占的セールス・パートナー契約を締結したと発表した。
国内で販売する製品は、複数拠点、システム間の販売オーダー・購買オーダーを統合管理する「グローバルオーダー管理（GOM）」、各在庫拠点別にサービスレベルに応じた在庫補充計画を立案し、適切な在庫量を維持・ 管理する「グローバル在庫管理（GIM」。
製品別・顧客別・販売拠点別に適切な製品価格を設定し、グローバルに管理する「グローバル価格管理 （GPM）」、拠点システムごとに異なるIDが設定されているマスターデータをグローバルに統合管理する「各種マスターデータ管理（MDM）」の4種類。
国内での取引には日本企業の海外現地法人も含まれており、NRIはシンクロン社製品を導入する日本企業へのコンサルティングとシステム構築を行う。
これらの製品とサービスの導入で、本社などの統括拠点への情報集約や拠点間の情報連携を実現し、在庫など生産情報の正確な可視化などを支援する。
両社は、グローバルオペレーションの効率化、可視化に課題を持つ製造業向けに、生産・販売・在庫などを一元管理できる「グローバル業務統合サービス」の提供を1月に開始している。両社は、これらの製品を含むグローバル業務統合サービスを2011年度までに日本国内で5～10社に導入する。
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