新日本製鐵は7月28日、オーストラリアのBlueScope Steel(BSL)と、全世界の建材薄板市場を対象とする、次世代表面処理鋼板の共同開発に関する包括的・長期的な技術提携契約に合意したと発表した。
BSLは新日鉄と40年間にわたる協力関係を有し、2005年に新日鉄のメッキ鋼板「スーパーダイマ」の豪州・アジアでの販売代理店契約も締結している。
両社は今回、双方の建材用高機能表面処理鋼板のクロスライセンス、次世代建材用表面処理鋼板の研究開発を全世界の建材市場を対象に共同で進め、両グループの技術・ノウハウの相互補完活用に加え、海外に保有する生産・加工設備などの経営資源の相互活用でも提携する。
共同開発する新商品は、耐食性、加工性などで従来型の製品性能を向上させたものとなる。両社グループは適当と判断した時期に新商品の発売時期を公表する。