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東レ/中国における樹脂事業の生産・販売機能を再編

2010年08月16日/物流施設

東レは8月16日、中国における樹脂事業の生産・販売機能を再編すると発表した。

中国樹脂事業の統括会社として「東麗塑料(中國)有限公司」(TPCH)、同社の子会社として、華北・華東地区における樹脂コンパウンドの生産・販売会社「東麗塑料科技(蘇州)有限公司」(TPSU)を設立し、8月1日から営業を開始した。

再編では、華南地区における樹脂コンパウンド事業会社である「東麗塑料(香港)有限公司」(TPHK)を新たに中国樹脂事業の統括会社と位置付け、「TPCH」と改称した。同時に、蘇州の樹脂コンパウンド生産子会社である「東麗吉祥塑料科技(蘇州)有限公司」(TJPS)に新たに販売機能を設置し、中国華東・華北地区で生販一体のオペレーションを行うTPCHの子会社としてTPSUと改称した。「東麗塑料(深)有限公司」(TPSZ)については従来通り、華南地区におけるTPCHの樹脂コンパウンド生産子会社として運営していく。

今回の再編は、グループ樹脂事業の成長拡大戦略の一環として実施する。東レはTPCHを中国におけるグループ樹脂事業の中核拠点として位置付け、現地生産拠点であるTPSUとTPSZをその子会社とする一体的運営を推進し、中国市場において樹脂事業の拡大を目指す。

東レは新体制の発足により、中国市場における樹脂製品の生産・販売・開発・技術サービスの各機能を一元化し、効率的で機動的な事業運営を図る。今後は販売、技術サービス体制を強化することによって既存商圏を拡大するとともに、中国国内市場を中心に新規販路の開拓を推進していく。

生産体制についても拡充を加速し、ナイロン、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)など高機能樹脂のコンパウンド比率を拡大する。技術開発機能も強化し、中国の市場ニーズに対応した新グレードを拡充していく。

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