NTTデータは、ビジネスインテリジェンス（BI）分野において、従来培ってきた独自の方法論や業務別BIソリューションなどの取り組みを体系化し体制を強化する。
同社は1997年からビジネスインテリジェンスの領域への取り組みを開始した。DWH（データウェアハウス）アプライアンス製品を始めとしたIT基盤の整備、OLAPやデータマイニングといったコンポーネント要素技術の整備、データ分析技法やビジネスモデリング技法といった独自メソドロジ（方法論）の整備、グローバルSCM（サプライチェーンマネジメント）領域やBPO（ビジネスプロセスアウトソーシング）といった業務別アプリケーションの整備を行ってきた。
業務変革の実現を求める市場の変化に対応し、顧客に提供する価値をより高めるため、すべての取り組みを体系化し、顧客にとって最適なBIサービスを提供する体制を整えた。体制整備により、技術開発本部ビジネスインテリジェンス推進センタを事業の中核部門に設置、業務別にコンサルティングやシステム開発・運用を行うNTTデータグループ内の関係部門と密な連携を行い、今年度は約600人体制に強化する。
SCMについては、たとえばメーカーとの物流システムを検討している物流企業にとっては、物流だけではなく製造業分野のデータも統合し、シミュレーションを行い効果とリスクを算定。複数のプランから最適な解を導き出す作業などが可能となる。
