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三井造船/千葉造船工場の鋼板ショットブラスト装置更新

2010年08月24日/未分類

三井造船は8月24日、千葉造船工場の船舶建造用鋼板ショットブラスト装置を更新し稼働を開始したと発表した。国際海事機関(IMO)が定める新しいバラストタンク塗装性能基準(PSPC:新塗装基準)に対応する。

ショットブラスト工程は、船舶建造の材料である鋼板に付着しているさび等を落とし、さび止めを塗布する工程のことで、鋼板を切断・溶接する前に行われる。

国際海事機関(IMO)が船舶の安全性を確保するために採択した新塗装基準により、500総トン以上のすべての船種のバラストタンクと150m以上のバルクキャリアーの二重船側区画は、従来より厳しい基準に則り塗装することが求められている。新塗装基準を満たすショットブラスト装置が必須となり、同基準に対応するために、装置の更新を行った。

今回更新した装置は、要求された品質で鋼板幅4.5mまで対応することができる。生産性の向上や、溶接長さ低減等による環境負荷の低減を実現している。

来年度には骨組み材として使用される型鋼ショットブラスト工場の代替やブロック塗装工場の増設を計画している。設備投資により、新塗装基準に対応すると同時に、各ステージでの生産性の向上や環境負荷の低減も推進していく。

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