JVC・ケンウッド・ホールディングスは8月27日、グループの事業会社である日本ビクターと台湾のEMS大手であるAmTRANとの間でホーム&モバイルエレクトロニクス事業のディスプレイ分野における戦略的パートナーシップを構築すると発表した。
同日付でビクターはAmTRANとの間で基本合意書を締結し、正式な契約締結に向けた協議に入る。
基本合意は、ビクターのグローバルブランドとして高い知名度と信頼のあるJVCブランドと販売市場、技術、品質などと、世界トップブランドの液晶ディスプレイなどの生産を手がける世界有数のEMS企業であるAmTRANの商品設計力、製造技術力、生産競争力、部材調達力を融合することによって新たなパートナーシップの展開を目指す。生産、販売などの事業展開はAmTRANが主体となり、JVCはブランドライセンスと技術、品質、販売におけるサポートを行う。
両社は、戦略的パートナーシップを北米におけるディスプレイ市場から開始する。戦略的パートナーシップをアジアなどの地域に展開することを検討するとともに、幅広い協業関係に発展させる考えだ。
2社は戦略的パートナーシップに関する正式な契約締結に向けた協議を行い、2011年初めに商品を投入するため、商品企画・開発を開始する。