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SAS/IFRS対応の予測型経営管理を実現する新製品

2010年09月16日/IT・機器

SASは9月16日、経営管理に予測・分析の手法を取り入れた新製品「SAS Intelligent Scorecarding」と「SAS Intelligent Forecasting for Finance」の提供を開始すると発表した。

<SASが考える予測型経営管理>
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<国内外食産業への導入事例>
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新製品はSASの経営管理・管理会計ソリューションのラインアップで、IFRS(International Finance Reporting Standards)で求められる財務状況の将来予測と、経営管理の高度化を支援する「予測型経営管理」ソリューションだ。

日本国内において、2015年か2016年に適用の義務付けが予定されているIFRSは、将来キャッシュフロー予測を重視した会計基準。IFRSを適用する企業では、経営者が合理的な根拠に基づいて行った予測をベースに財務数値を開示する必要がある。

特に、連結会計を必要とする企業においては、IFRS対応を契機に経営管理の高度化が求められ、より精度の高い予測に基づいて最適なアクションを実行することが課題となっている。

SAS Intelligent Scorecardingは、戦略策定からKPIのモニタリングまで、経営管理・業績管理分野で実績のある「SAS Strategy Management」の最新版で提供される新機能により、KPI(重要業績指標)間の相関関係を統計的に分析したうえで、KPI間の関係性の強さを可視化するソリューション。

目標(結果指標)を達成するためには、どの指標(先行指標)やイニシアチブを強化する必要があるのかを特定し、企業の事業目標達成のために最適なアクションに結び付けることを支援する。

SAS Intelligent Forecasting for Financeは、予算策定や連結レポーティング分野で定評のある「SAS Financial Management」に、「SAS Forecast Server」による時系列予測の機能を加えることで、財務会計プラン(予算策定)の精度を向上するソリューション。

従来から行われている、前年の実績に特定の割合を乗じて予算策定する方法ではなく、各種の勘定科目や重要業績評価指標(KPI)に影響を及ぼすドライバーや過去の実績データに基づき、将来値を精緻に予測することを可能とする。

製品の特徴としては、経営戦略に基づく組織アラインメントを可能とする戦略立案、外部および内部環境要因を加味した予測型経営管理、戦略的情報基盤と有機的に統合された企業業績のモニタリング環境と戦略検証の高度な分析環境、シナリオシミュレーション、ローリングフォーキャスト、統計学的手法に基づく戦略的アプローチ、戦略の更新、修正計画を実施するフィードフォワード・コントロールの実現が挙げられる。

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