JX日鉱日石金属は9月22日，化合物半導体事業のうち，インジウムりん（InP）事業をオプトランス社に譲渡すると発表した。
これにともない，同社は，エピタキシャル基板事業以外の化合物半導体基板事業に力を入れる。
オプトランス社とInP化合物半導体事業に関する業務提携を行い，平坦性などの加工精度に優れたJX日鉱日石金属のInP化合物半導体基板をオプトランス社に提供し，オプトランス社の量産性にすぐれるエピタキシャル技術により，シナジーを活かした高品質の半導体基板を開発していく。
エピタキシャル技術は、化合物半導体の表面に，発光性・受光性等の機能を付加するための，ごく薄い単結晶層（数ナノメートルから数ミクロンの厚さの層）を何層も積み上げる工程を意味する。
