東芝は9月22日、ベトナム子会社の東芝産業機器アジア社が、ホーチミン市近郊に建設していた産業用高効率モーター新工場の操業を開始したと発表した。
新工場はドンナイ省のアマタ工業団地に位置し、敷地面積約8万㎡、建屋面積約2.4万㎡で同社最大規模のモーター生産拠点となる。2015年には従業員数約500名を計画している。
100馬力以下の産業用高効率モーターを製造し、2015年度に完成品ベースで約120万台/年をグローバル市場に出荷する。
新工場で生産するモーターは、当初は法制化で先行する北米市場向け輸出が中心となり、その後中国、東南アジア、日本、欧州、豪州などへも拡大していく。
新工場の稼動によって、同社は既存製造拠点である東芝産業機器製造(三重・三重郡)、米国の東芝インターナショナル米国社、中国の東芝大連社の3拠点とあわせ、全世界に供給できる生産体制となる。